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2019年 伝統繊維研究 3年生体験学習 <越後アンギン>
7年ぶりに越後アンギン伝承会によりる体験学習が行われました。
本年度は会長の大島典子氏と田村恭子氏が女子美術大学にいらしゃっいました。
学生たちは日本最古の布と言われるアンギン製作を体験していきます。
( 写真向かって右側から、 大島典子氏 田村恭子氏 )
アンギン(編衣)とは、縄文時代前期(約6000年前)の地層から出土した日本最古の布であり、イラクサ科の苧麻(からむし)から作られた最も古い衣服としてあげらています。
最初にアンギンの制作工程や編機の構造について説明していただきました。
その後、会長の大島氏によるアンギン編みの実演。
鋭い瞳で見る学生たち。
不安顔のまま各自政策を始めますが・・・・。
やはり最初は流れが掴めない様で、伝承会のお二方が学生1人1人の隣に座り、丁寧に教えてくださいました。
30分もすると学生達は少しづつ編めるように。
早い子で2時間程でコースターが完成!
10×10cmを編むのにも一苦労。それでも出来上がるとやっぱり嬉しい様です。
昔の人はこの技法で洋服を作っていたのかとしみじみ・・・・。
越後アンギン伝承会では現代に合わせたものづくりを研究しており、
「アンギン」を昔の織物では終わらせず、今の暮らしの中に溶け込んでいくものづくりを開発しているそうです。
学生たちも今目にしているものの根本は何だったのかをを意識することで新しい物を製作するためのヒントを得られたのではないでしょうか?
貴重な体験を胸に記念撮影。
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