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2011年11月30日、杉並キャンパスにて客員教授でいらっしゃる世界的デザイナー山本耀司先生の特別講義が実施されました。課題の作品を見ていただくなどの貴重な体験ができた学生からは、先生から服の形の基礎について教えていただき、そのことはとても意味深く、私の服作り人生の一生をかけて理解し、研究しなければならないと思いました。との感想も聞けるなど、心地よい緊張と共に新しい発見ができた時間となりました。
特別講義実施後、続いて前学長佐野ぬい先生との対談が開催されました。以前から山本先生の大ファンだという佐野先生がご自身の画集をプレゼントされており、その作品に啓発された山本先生がぬい先生の画をモチーフとしてY’sブランドで製品化されました。その製品を身に着けた佐野先生の軽妙な語り口と、講義中とは違う山本先生の飄々とした口調がからむおふたりの楽しい会話に、会場はおおいに盛り上がり笑いに包まれました。
2011年10月上旬、相模原校舎から歩いて10分程の場所にある、井上栗園へ栗拾いに行きました。季節の食材を収穫し、染料として使い、制作へつなげます。
イガを茹でて染料を抽出し、生地や毛糸を染めました。
栗が食べものではなく、素材としての意味を成すことで、学生たちの視点も変わったようです。
素材ミュープロジェクトの一環として今年は、小田急相模大野駅の広場にてパフォーマンスショーを行いました。
発表した衣装は卒業生の細川要子氏所有のマダム要子ローズガーデンのバラから抽出した染料で染めた布を使用しています。
マダム要子ローズガーデンにて
花びらをミキサーにかけ染料抽出
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