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はじめまして。
学部4年の小川です!
4月17日に廣瀬染工場さんの工房に見学に伺いました。
当日は、現地集合で遠足のような気持ちでスタート!
最初に柄帳のストックを拝見させていただきました。
これが代々、受け継がれてきた柄帳です。外見からもわかるように、とても時代の流れを感じますね。
この中には試行錯誤して考えられた、たくさんの柄が保管されていました。
みんな興味津々で柄帳を見ています。
普段自分たちで考えている柄とは違い繊細なものが多く、とても真似できないものだと感じました。
柄に名前がついているものがあり、そこに職人さんたちの遊び心を感じました。
例えば、成せばなす(為せば成る)という柄名でナスの柄とか…頓知が利いていて粋だなとおもいました。さすが江戸小紋!
続いて工房見学!
湿度を高く保っているため中はとてもひんやりしています。
染料作りをされている職人さんです。
それぞれの職人さんが一つの行程を担当しています。
そしてこれがのりです!私たちがシルクスクリーンで使用する糊は、食べられませんがこちらの糊はもち粉を使用しているので身体に害がなく、食べる事もできるそうです。
そして糊置きをされている職人さんのお姿!
黙々と作業をしていらっしゃいました。総柄を刷るのは本当に大変な作業でちょっとでもずれるとすぐにわかってしますのですが、職人さんはそれを難なくこなしていて感動しました。
このような伝統をなくすようなことはしてはしけないなと、改めて感じました。
昔の技術があってこそ今がある。
これからも大切にして行かなければならないものです。
伝統と伝承という廣瀬さんのお言葉が胸に焼き付いています。
伝統は、絶えず変わらないものを守って行く事、伝承は、受け継ぎ、それをまた進化させて発展させて行くもの。
本日は、とても貴重な体験や考え方を伝承させて頂きました。