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お久ぶりです。学部3年の長尾です。
学部の3年は後期からデザインクラスかアートクラスのどちらかを選択し、より専門的な事を学んでいきます。
私はアートクラスを選択しました。
後期が始まってから3ヶ月が経ちました。
今回はその中でとても楽しかったファッションテキスタイルⅠBの染色の授業の内容を紹介しようと思います。
ファッションテキスタイルⅠBの授業内容は、
刷毛染→防染(絞り)→浸染
の一連の行程をふまえながら1枚の布を制作する授業です。
刷毛染めは染料液(直接染料)にCMC糊を混ぜた物で染色していきます。
上の写真は私が刷毛染をした布の写真です。
そしてこの布を蒸して、防染(絞り)の巻き上げ絞りをしました。
防染(絞り)をしたら次は浸染をしていきます。
始めにタンクの大きさに合わせてお湯を入れ、必要量の染料を計り、少量の熱湯と加えてから染料をよく溶解する為に火にかけます。
火傷に注意!
染料が溶解したら、タンクに無水芒硝と一緒に入れてから防染(絞り)をした布を入れます。
料理をしている様に見えます。
10分ほど染めたら布を取り出し、もう1度無水芒硝をタンクの中に入れます。
布をタンクへ戻し、30分ほど煮ます。
そして時間が火を止め、布を引き上げ、空気中で冷却した後、水洗い、脱水をします。
この後に色止めをします。ですが私が浸染した時は色止めの薬品(スクラフィックス)が無かったので、防染(絞り)をしたまま布を乾かしました。
下の写真が防染(絞り)をしたまま乾かした布です。
防染(絞り)をした麻紐もしかっり染まっています。
中身がどのように染まっているか楽しみです。
麻紐をニッパーで慎重に切っていきます。
しっかり防染されています。
どんどん切っていきます。早く麻紐を切りたい気持ちを抑えながら慎重に…。
途中で布を開いてみました。
想像以上に綺麗に防染されていて驚きました。
そして全ての麻紐を解くと…。
この様に染まりました!
私はまだ色止めをしていないのでここで色止めをします。
ボールに水とスクラフィックスを混ぜたものに15分付け置きします。
15分経ってから水洗い、脱水をします。
そして乾かして完成!
防染(絞り)染めはどの様に染まるかわからないのが怖いですが、それが面白いです。
気軽にできる染色なので、自主制作でシャツを制作しようかと考えています。
アートクラスは今回紹介した授業の他に、今は立体の授業やコンセプトをしっかり考え、0のから1つの作品を制作する授業もあります。どの授業もとても楽しいです。
今後も3年アートクラスの授業を在学生の声で紹介していこうと考えています。
これからもよろしくお願いします。
長尾