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はじめまして。
学部4年生の井村と横田です。
2014年5月9〜10日に福井と京都へ研修旅行に行ってきました。
まず、福井駅に集合しそこからバスで恐竜博物館に向かいました。
福井県立恐竜博物館は、恐竜に関する資料を展示した、恐竜に関する国内最大級の博物館です。
銀色に光るドームの内部にある展示室は、「恐竜の世界」「地球の科学」「生命の歴史」の3つのゾーンから構成されています。
中には恐竜の骨や化石などが展示されていました。
入り口からエスカレーターを降りた正面には大きな動く恐竜の模型もいて、迫力がありました。
恐竜は最近の定説によると、骨の構造的に考えて首が約20度までしか上がらないらしいです。
それ以上上がる為には心臓が1メートルくらいないと貧血になってしまうそうです。
ですので、草食動物は地面から生えている草を主に食べていたと考えられます。
一通りまわったあと、ミュージアムショップに行って恐竜のミニチュアが入ったスーパーボールのガチャガチャをしました。
いろいろな色や種類の恐竜があってかわいかったです。
恐竜博物館に別れを告げ、日本100名城の1つに数えられる「丸岡城」に向かいました。
次はいよいよ福井県の北陸ワコール縫製株式会社での工場見学です!
※企業秘密のため工場内の写真撮影はできませんでした。
建物は白くて清潔感があるのが印象的でした。
工場内に入ると用意してくださった部屋に通され、下着が作られる一通りの工程の映像をみたあと二組に分かれ工場を見学しました。
ものづくりの流れは、資材→放反→延反→裁断→組み合わせ→縫製→検査→包装 の順番です。
特に印象に残ったことは、縫製する前の工程です。保管倉庫のカーテンの色が、虫の嫌う色で虫の侵入を防ぐ役割を果たしていました。もう1つは、「放反」です。紙管に巻かれている生地を解き放った後に、生地をリラックスさせる為に、一昼夜寝かせる裁断前の行程です。生地の保管や扱いにとても気を使っていて驚きました。
裁断する機械はとても強い力でプレスするので手を挟まないよう両手で持たなくては動かないようにできていると聞いて、よく考えられていてすごいと思いました。
縫製の部門ではレースやシフォンやジョーゼットなどの繊細で柔らかい素材をチームごとに分かれて協力しながらミシンで縫っていました。
決められた時間内でたくさんの数の下着を正確に縫うことは、プロの方々は簡単そうに作業していましたが、私たちには到底できそうにないと実感しました。
北陸工場の見学した後、京都に向かい、次の日に向けて休みました。
2日目は京都のワコール本社の前に集合です!
本社はガラス張りで開放感がありました。
まず始めに人間科学研究所の方にお話を聞きました。
身体を計測する機械(3D計測機)を体験させていただき、普通はできない体験ができて面白かったです。私たちが普段お店で購入している下着がどのように研究され、作られているかを間近に見ることができて良い体験になりました。
他にも季節が違っても様々な気温や湿度に対応できるように調節できる部屋があり、暑くて湿度も高い部屋と寒い冬のような部屋に入らせていただいたり、小さな模型を作れる3Dプリンターもありました。
会議室に戻ってから女性の体の加齢による変化や下着についての説明を聞き、私たちの疑問や質問にお答え頂き、有意義な時間を過ごすことが出来ました。
1階のサロンにはたくさんの下着が展示してあり数ヶ月に一度そのときに販売している下着をディスプレイしているそうです。
ミュージアムは今までのワコールのCMやポスター等の広告を展示してあり、ワコールの下着の歴史も知ることが出来ました。
私たちは今まで下着に関して”つけるべきもの”であり”つけていればいいもの”と思っていましたが、ワコールさんの授業やこうした見学を経て、ただ当たり前のものとしてつけるだけでなく自分にあったものを正しいつけ方で身につけないと意味がないことを教わりました。
女性はどんな人も年齢を重ねれば体型が変わっていくのは当たり前で仕方がないことですが、より美しい体型をキープするために、今自分ができることをしていきたいと思います。
その為にもまずは自分のサイズを測って試着をしてから購入することから始めます!
ワコール本社の見学を終え、平安神宮にお参りに行きました。
ワコールの会社のロゴを手で作って記念撮影をしました。
みんないい笑顔です!
最後に京都国立近代美術館 FUTURE BEAUTY展へ。KCIの方よりレクチャーを受けた後に展覧会を観られたことは貴重な時間でした。研修旅行は無事終了しました!!
2日間お疲れ様でした!
はじめまして。
学部4年の小川です!
4月17日に廣瀬染工場さんの工房に見学に伺いました。
当日は、現地集合で遠足のような気持ちでスタート!
最初に柄帳のストックを拝見させていただきました。
これが代々、受け継がれてきた柄帳です。外見からもわかるように、とても時代の流れを感じますね。
この中には試行錯誤して考えられた、たくさんの柄が保管されていました。
みんな興味津々で柄帳を見ています。
普段自分たちで考えている柄とは違い繊細なものが多く、とても真似できないものだと感じました。
柄に名前がついているものがあり、そこに職人さんたちの遊び心を感じました。
例えば、成せばなす(為せば成る)という柄名でナスの柄とか…頓知が利いていて粋だなとおもいました。さすが江戸小紋!
続いて工房見学!
湿度を高く保っているため中はとてもひんやりしています。
染料作りをされている職人さんです。
それぞれの職人さんが一つの行程を担当しています。
そしてこれがのりです!私たちがシルクスクリーンで使用する糊は、食べられませんがこちらの糊はもち粉を使用しているので身体に害がなく、食べる事もできるそうです。
そして糊置きをされている職人さんのお姿!
黙々と作業をしていらっしゃいました。総柄を刷るのは本当に大変な作業でちょっとでもずれるとすぐにわかってしますのですが、職人さんはそれを難なくこなしていて感動しました。
このような伝統をなくすようなことはしてはしけないなと、改めて感じました。
昔の技術があってこそ今がある。
これからも大切にして行かなければならないものです。
伝統と伝承という廣瀬さんのお言葉が胸に焼き付いています。
伝統は、絶えず変わらないものを守って行く事、伝承は、受け継ぎ、それをまた進化させて発展させて行くもの。
本日は、とても貴重な体験や考え方を伝承させて頂きました。
お久ぶりです。学部3年の長尾です。
学部の3年は後期からデザインクラスかアートクラスのどちらかを選択し、より専門的な事を学んでいきます。
私はアートクラスを選択しました。
後期が始まってから3ヶ月が経ちました。
今回はその中でとても楽しかったファッションテキスタイルⅠBの染色の授業の内容を紹介しようと思います。
ファッションテキスタイルⅠBの授業内容は、
刷毛染→防染(絞り)→浸染
の一連の行程をふまえながら1枚の布を制作する授業です。
刷毛染めは染料液(直接染料)にCMC糊を混ぜた物で染色していきます。
上の写真は私が刷毛染をした布の写真です。
そしてこの布を蒸して、防染(絞り)の巻き上げ絞りをしました。
防染(絞り)をしたら次は浸染をしていきます。
始めにタンクの大きさに合わせてお湯を入れ、必要量の染料を計り、少量の熱湯と加えてから染料をよく溶解する為に火にかけます。
火傷に注意!
染料が溶解したら、タンクに無水芒硝と一緒に入れてから防染(絞り)をした布を入れます。
料理をしている様に見えます。
10分ほど染めたら布を取り出し、もう1度無水芒硝をタンクの中に入れます。
布をタンクへ戻し、30分ほど煮ます。
そして時間が火を止め、布を引き上げ、空気中で冷却した後、水洗い、脱水をします。
この後に色止めをします。ですが私が浸染した時は色止めの薬品(スクラフィックス)が無かったので、防染(絞り)をしたまま布を乾かしました。
下の写真が防染(絞り)をしたまま乾かした布です。
防染(絞り)をした麻紐もしかっり染まっています。
中身がどのように染まっているか楽しみです。
麻紐をニッパーで慎重に切っていきます。
しっかり防染されています。
どんどん切っていきます。早く麻紐を切りたい気持ちを抑えながら慎重に…。
途中で布を開いてみました。
想像以上に綺麗に防染されていて驚きました。
そして全ての麻紐を解くと…。
この様に染まりました!
私はまだ色止めをしていないのでここで色止めをします。
ボールに水とスクラフィックスを混ぜたものに15分付け置きします。
15分経ってから水洗い、脱水をします。
そして乾かして完成!
防染(絞り)染めはどの様に染まるかわからないのが怖いですが、それが面白いです。
気軽にできる染色なので、自主制作でシャツを制作しようかと考えています。
アートクラスは今回紹介した授業の他に、今は立体の授業やコンセプトをしっかり考え、0のから1つの作品を制作する授業もあります。どの授業もとても楽しいです。
今後も3年アートクラスの授業を在学生の声で紹介していこうと考えています。
これからもよろしくお願いします。
長尾
こんにちは。学部4年の矢崎です。
もう8月ですね。ダイシンも27日に百貨店での最終プレゼンがあり前期の授業が終了しました。
前回の投稿から時間が経ってしまいましたが続きから書いて行きたいとおもいます。
木とリンゴのテキスタイルです。これはメンズのシャツとレディースのスカーフになります。
こちらはメンズのセットアップのスーツの襟のパーツです。
柄合わせが必要なので裁断してから刷って行きます。
前回試し刷りしたアロハシャツの柄です。実は1回失敗して刷り直してます。。
この帽子はレディースのワンピースと合わせる帽子です。中野の帽子屋さんに木型を借りて自分たちで作りました。
右の画像は19日の学内プレゼンの前日のときの廊下。工場みたいです。
とうとうやってきた学内プレゼン。プロジェクターや様々な演出など使ってプレゼンしていきます。
まずは1班から。「オオモリノモリ結社」として、イベントで使う法被やスタイルがよく見えるようなカッティングの制服などの提案です。
2班は「安心、ダイシン、温故知新」というレトロなデザインの制服の提案です。レディースのジャンパースカートがかわいらしいです。襟の形も揃っていて統一感が感じられます。
私たち3班の作品です。
私たちが提案するのは各フロアの選ばれた人が着用できる制服です。着用した人はオオモリノヒトと呼ばれダイシンの事、ダイシンのある 大森のことを熟知しています。商品の事はもちろん、大森地区のことでも何でもお尋ねください。リンゴとダイシンのイニシャル、Dをデザインしたテキスタイ ル、よく見るとオオモリノモリを表した木のテキスタイルがスカーフと男性のシャツに施されています。アロハシャツは夏、全ての従業員に着用して頂けるよう に、ユニセックスのデザイン、サイズになっています。こちらのテキスタイルはトレードマークのリンゴ、葉っぱと山のデザインでオオモリノモリを表現しまし た。お客様や着用した従業員の方々にもわくわくしてもらえるような雰囲気の制服になったと思います。
(後日カメラマンやメイク、モデルを呼んで頂き撮影しました。協力してくれた方々に感謝します)
先生方に講評を頂き、次回の最終プレゼンに活かして行きます。結構自分の作品をずっと作っていると客観的に見る事が出来なくなってくるので、ここでの講評は非常に大切なものです。生徒の皆も意見や感想を述べてくれます。
講評が終わって皆で試着大会です。私たちのチームは作るアイテムを個人で作っていたので合わせて着たのがこれで初めてかも。レナが看護婦さんみたいです。
女子美のメンズたち。(女子美の大学院は男性も入学出来るとのことですが)
さて、学内講評が終わって1週間後、ダイシンでのイベントが開催されました。制作した制服をただプレゼンするだけでなく、ダイシン百貨店で販売されている洋服を使ったファッションショー、オリジナルのエコバッグを作るワークショップなどの催しもさせて頂きました。
実際にダイシン百貨店の従業員の方に着用して頂きプレゼンショーという形でお披露目させて頂きました。ショー後は投票箱を設置し、どの制服が気に入ったか投票する事が出来ます。8月9日までダイシン百貨店2階にて展示されているそうなので皆様も是非いらしてみてください。
沢山の方々の協力があってこそこのイベントを成功する事を出来たと思います。百貨店の方々、先生方、協力してくださった学生の皆様に感謝します。
イベントの片付けを終えた後、ダイシン百貨店の屋上で行われているビアガーデンにて打ち上げをしました。
ジンギスカンー!ビール!ですが生憎天気が悪く雨に降られてしまいました。だけどとても楽しかったです。
おまけ
夏休み前に野々上さんがスイカ用意してくれてスイカ割りしました。
これで前期の授業は終わりです。
後期から始まる卒業制作のためにもとてもためになるプロジェクトだったと思います。毎日とても忙しいし、グループワークで大変な事もありましたが自分たちでうまく良い方向に持って行く方法が学べました。これからは個人の制作に戻りますが、クラスみんなで仲良くやってこうと思います。卒業するのが本当に寂しいです。
では夏休み楽しんできまーす!
5月30日・31日の2泊3日で ワコールの工場・本社・人間科学研究所にいってきました‼
まず福井県にある北陸ワコール縫製工場に到着。
工場の中にはいってみると、工場の雑然とした雰囲気とは違い、清潔感のある工場でした。工場は、女性社員が多いことから、女性に好まれるような雰囲気作りに徹していました。
縫製過程を追っていくと、
最先端の設備を駆使して生産体制をとっているところと手作業のところがあり、それらを統合してワコールというブランドのクオリティーを保ち Made in wacol を支えていることが分かりました。
翌日は福井から京都に移動!
線路沿いにあるキレイなガラスのビルがwacoalの本社です。
本社内も縫製工場同様に無駄のない解放的な雰囲気でした。wacoalの本社の中には、人間科学研究所という興味深い部屋もありました!
そこには人体のサイズを瞬時に隅から隅まで計測し、よりよいwacoalの商品開発のためにたくさんのデータを収集できる最新の機械があります。また、気候風土に合わせた素材と形を考えるための温度、湿度調整できる部屋も用意されていました。
こうした技術によって私たちの胸と身体は、支えられていると実感しました。
こんにちは。学部四年の矢崎春香です
京都研修から早1ヶ月、デザインクラスの山村先生ゼミのプロジェクトである百貨店のユニフォームデザインの中間プレゼンも終わり、3つのどのチームも頑張って制作しています。
ユニフォームは今までやってきた自由にデザインできるものではなく、お店の要望や、誰にでも受け入れてもらえるデザイン、お店の印象、サイズ展開など色々な規定があって考えるのが難しかったです。先生の助言もあり、どうにか班のみんなの個性を出しつつ、形にしていきます。
メンズの洋服は私たちは普段制作することがありません。ジャケット、パンツ担当の関さん、松林さんは苦戦していました。何よりも女子大なので仮縫いを試してもらえる男性がいなくて、違う領域の助手さんに頼んだりと一苦労でした。
関さんが書いたデザイン画。かわいい!
生地の見本を買ってきてどれを使うか検討します。
私たちの班が制作するのは、百貨店やその地域のガイドもしてくれるなんでも知ってる案内役の人の制服です。見た目も楽しく買い物できるようなわくわくす柄やデザインですね。
使う生地はシルクスクリーンで柄を捺染していきます。こんなことは、服飾の専門学校とかではあまり出来ないかもしれません。女子美の設備は素晴らしいです。
まず原画を書いて、それを感光して版を作ります。
簡単に言うとステンシルの型紙を機械が作ってくれる感じです。
それをひたすら洗って柄が抜けるとこの乳剤を落として行きます。
頑張る関さん。きれいに抜けた!刷るのが楽しみです。
こちらは3版つかう柄
ピンク
青
緑
布に刷ると頑張ったからか愛着が湧きます。
自分で作っておいてなんですが、かわいい。
この生地はアロハシャツになります。
1ヶ月後のプレゼンに向けて頑張って仕上げて行きます。
他の班の制服もそれぞれ個性が出ていてとっても完成が気になります。楽しみです。
はじめまして!
学部3年生の長尾です。
5月31日に3年生は「私」をテーマに、織り機で制作したマフラーの講評会でした。
講評会はいつも緊張しますが、私はクラスメートのプレゼンテーションを聴くのが大好きなので緊張しつつわくわくしていました。
コンセプトテーマ:ハエ
全体はこんなかんじです
マフラーを巻いた時の後ろがお気に入りです
自分で染色した毛糸と一緒にゴールドのミシン糸も一緒に織ったりしました。
3年生は今週の月曜日から2クラスに別れてアートとデザインを1ヶ月ずつ勉強しています。
私は今はデザインのクラスでテキスタイルとシャツのデザインを考えています。
1ヶ月で作品を制作しなくてはいけません…。制作期間は短いですが、後悔しない作品を制作したいです!