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ミラノNote

 

本年度ミラノ賞受賞の宮園夕加さんにミラノでの暮らしを紹介していただきます。


dOCMENTA(13)

5年に一度だけ行われる大型国際現代美術展dOCMENTA(13)に行ってまいりました。

場所はドイツのカッセル。

ミラノを朝6時に出発し、カッセルに着いたのはなんと午後の3時。9時間近くもかかってしまいましたが、その道のりも楽しくて、その長い時間もドクメンタの一貫に思える、想い出深い旅になりました。

何回も何回も乗継をしてやっとドクメンタの案内を見つけた時、喜びのあまり撮影。
小さな街全体が会場になっています。駅、美術館、ギャラリー、街の建物…など。
写真はFRIDERICIANUM。
Goshka Macuga 遠くから見ると写真に見える、わたしの身長の何倍もある大きな作品。
近づくと…実は生地!!
Janet Cardiff&George Bures Miller 駅の中の作品。
itouchとイヤホンを借り、指示に従って動画を見ながら駅を周る作品。
30分弱かかります。個人の記憶を体験するという、奇妙な感覚を味わえました。
大竹伸朗さんのモン・シェリー。異国の地にいながら日本を思える、ノスタルジーな作品。
ヘルメットをかぶって入るWeinberg Bunker。暗い洞窟のような場所に作品が展示されています。

Geoffrey Farmer コラージュの作品。25mくらい?続きます。

他にも、たくさん、とにかくたくさん!の作品を見ました。
もっとくわしく理解したいと思う作品も多く、パンフレットを買って帰りの長い帰路の中読んでみたのですが、そこには作品の詳細しか記載されておらず(作品にもよるかと思いますが)、作品制作の意図や、メッセージは自分で考えることなのだと教えられました。

例えば、Janet Cardiff&George Bures Miller。駅の他にKarlsaue parkという大きな公園にも出展していたのですが、その作品は音のみの作品。その近くにいれば、作品を鑑賞できるようになっています。その近くの大きな湖の前でアイスを食べていると、戦争の音が大音量で聞こえてきます。「のどかだね」「休日らしいね」「自然が綺麗だね」「このアイス、おししいね」なんていう会話と澄み渡る青空と公園。その中で、戦争の音が流れてくる違和感。自分の幸せな時間と裏腹に、こんな音の中で生きている人もいるのだという、罪悪感のような、複雑な気持ちを体験しました。
アートバーゼルのようなアートマーケットとは異なり、社会的メッセージの強いドクメンタ。もっと理解するには、普段から心を広げて、たくさんのことに興味を持ち勉強して、そして英語も勉強しなければ…と反省するのでした。
12.08.09

アート・デザイン表現学科 ファッションテキスタイル表現領域 女子美術大学

アート・デザイン表現学科 ファッションテキスタイル表現領域 Field of Fashion and Textile
ミラノNote プロフィール

宮園 夕加
Yuuka Miyazono

2008年女子美術大学芸術学部ファッション造形学科卒業後、清原株式会社入社。
2010年第16回「日本ボタン大賞」グランプリ 経済産業大臣賞 受賞。


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