アヌシー国際アニメーションフェスティバル
アヌシー国際アニメーションフェスティバルに行ってまいりました。
http://www.annecy.org/home
アニメーションのフェスティバルとしては世界最大規模のイベントで、
街のあちこちにある会場や映画館、野外プロジェクターで
長編や短編、学生の作品が上映されていました。
アヌシーは、スイス寄りのフランスに位置しています。
きれいな大きな湖があって、人があたたかくて、運河の流れる街並みがとても綺麗な場所でした。
海外での旅行は初めてで、パリ賞の織衣せんぱいと行ってきたのですが、
アクシデントと出会いの連続。想い出深い旅行となりました。
ミラノのGaribaldi駅からChambery駅で乗り換えます。
電車で5時間。でも電車の中には日本と同じで機内販売もあって
居心地がよかったです。
野外スクリーン。毎晩、深夜12時くらいまで上映してました。
客席から紙ヒコーキを投げる習慣あり。
壇上まで届くと、「ヒュー」って言ってもらえます。
わたしの作ったヒコーキは、全く飛びませんでした…。
湖。水が透明で、底が見えます。
白鳥やあひるもいました。
写真中央には、寝転がってるカップル。
運河周辺の風景。
◆
以前から映像作品には苦手意識を感じていて・・・
小編作品などは抽象的なテーマが多くて理解できない作品が多いのですが、
分からないからこそ惹かれて、
また、自分の好き・嫌いの感覚が研ぎ澄まされていく感覚がありました。
印象的だったことは、人が笑う場面。
会場は世界各国の人々でいっぱいだったのですが、
「なんでここで笑うの?」といった具合で、共感ができず、
それがとにかく印象的でした。
とあるゲームクリエイターの方が
「ほんとうによいゲームを作りたいのならば、
それ以外の素晴らしいものを浴びるように見ないといけない」
と話されていたのですが、
これはゲームだけでなくて、ボタンにも言えることだと思っています。
自分の世界を定め過ぎずに、柔軟にいろいろなものをもっともっと見たいと思いました。
そして、将来、映像×ボタンとか、インスタレーション×ボタンとか、
コラボレーションして、その世界観をボタンに落としこんでプロダクト化させる
活動をしたいと改めて感じました。
12.06.12