アート・デザイン表現学科 ファッションテキスタイル表現領域 女子美術大学
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社会に求められる「ファッションとテキスタイル」を アートとデザインを通して学びます。

1900年の開校以来、一貫して衣服教育を行い、確固とした技術を次世代へ伝えてきました。社会とのつながりを重視した教育は110年を迎える今も受け継がれています。
地域社会や美術館、ギャラリーなどと連携して行う活動として、綿や染織素材となる植物の栽培から衣服制作につなげるプロジェクト、医療機関や教育機関へのユニフォームデザイン、海外の地域とテキスタイルを通した交流など、社会貢献を目的としたD.C.P(デザインセンタープロジェクト)を行っています。

ファッションテキスタイル表現領域では、社会に求められる衣服と素材、ファッションとテキスタイルの知識と技術を学び、制作を行います。また、女性ならではの視点を活かし、子どものためのファッション造形やテキスタイル造形、キャラクターのデザインも行います。食、住、空間、音、ことばと文字、伝統と先端、医療、哲学、心理学、生態学などの理論と体験の学びを通してファッションテキスタイルのアートとデザインを追求し、独自な視点に立って、他領域とのコラボレーションやプロジェクトを行います。

 
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カリキュラム
 

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プロジェクト
 本領域で行う多彩なプロジェクトをご紹介します。正課授業や授業外活動により女性の視点に立って、家族や子供、地域や社会、企業や医療関連機関などと、ファッションやテキスタイルを通した連携、協働活動を行っていきます。
ホスピタリティーワーク —その人のために、わたしたちができること—
  ハートin アートプロジェクト
杉並区立こども発達センターとの連携活動。障害をもった就学前のこどもの通園施設で造形療法ワークショップを実施します。五感を刺激する素材を使い、ひとりひとりの感性に寄り添う造形あそびを開発します。
 
  テキスタイルケアープロジェクト
北里大学病院との連携活動。癌の患者さんの為に、女子美の畑から収穫された木綿のハンカチを制作提供する「コットンリボン」の活動を行っています。
 
  イマージェンシーケアープロジェクト
国立精神神経センターとの共同研究。災害などによって起こるPTSD(心的外傷後ストレス障害)の緩和を目的としたタオルシェルター、ビニールコートシェルター、レインコートシェルター、Tシャツシェルター等の企画・制作を行い、被災者支援の新しいあり方を探ります。
 
ソーシャルデザインワーク —社会の中で、社会と共に—
  デザインの価値観〈ちから〉プロジェクト
学生が創り出すデザインを、日本のブランド力のひとつとして世界に発信する場、デザインの価値観プロジェクト。女子美術大学は2009年から継続して出品・提案しています。学生達がデザインした作品の展示会を行い、企業や社会と深く結びついていきます。
 
  企業との商品開発
企業からの受託研究として商品企画・開発を行っています。企業内ではなかなか実現しないような商品企画を、学生の柔軟な発想により提案し、ありそうでないものを制作します。企画立案から製品化されるまでの過程を実際に経験し、実社会での知識と技術を吸収します。
 
  女子美デザインセンタープロジェクト
女子美デザインセンタープロジェクトとは、企業や公共機関の依頼によりデザインおよび制作を行う活動です。今回、企業より新ユニフォームデザインの依頼を受け、学内コンペを行いました。機能性が最優先されるワークウェアですが、これまでのイメージにとらわれない、自由な発想のデザインを目指し、製品化へとつなげます。
 
パフォーマンスワーク —ファッションテキスタイルを伝える、届ける—
  ファッションショー
3年生主催のファッションショーは毎年10月末に行なわれる女子美祭(学園祭)でのメインイベントの1つになっています。ショーの企画、運営は全て学生達で行なわれており、素材制作、衣裳制作、演出、構成を経て発表しています。1000人を超える観客動員数を誇る大きなイベントです。
 
  パフォーマンスショー
旧古川庭園内大谷美術館において展覧会およびパフォーマンスショー「バラでできたものたち展」を開催しました。自然・素材・環境を考える取り組みとして、バラから染料を抽出し、企画から素材・衣裳制作までを行い、発表しました。社会に向けて作品を発表していくことの厳しさと喜びを実感します。
 
フィールドワーク —育むこと、創ること、営むということ—
  素材研究 染料
キャンパス内の一角に畑を作り、藍やコブナ草といった染料となる植物を栽培しています。無地の木綿生地を藍で染め、染め上がった反物でゆかたや帯の制作を行います。日本で育まれた伝統的な繊維文化を検証しつつ、素材から衣服へと仕立て上げていく過程、そこに息づいている人の手の技を体感的に学んでいます。
 
  素材研究 繊維
自ら畑を耕し、木綿を育て、収穫した素材で作品を制作することで、"豊かな心"を見いだすことを目指しています。木綿を製品ではなく、生き物として捉えることで生まれる豊かな感情を、アート、デザインを通じ、いかに社会に届けていくのか、また、衣服製作やデザインによる社会貢献の可能性についても探ります。
 
  素材研究 ウール
刈り取った羊毛を紡ぎ、編み、織り、フェルトにするなどして作品を制作し、発表を行います。北里大学獣医学部より提供された羊毛を使い、いのちの大切さを知り、豊かに生きる為の教育を行なっています。
 
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卒業後の進路
想定される卒業後の進路
  • 大学院進学/海外留学
  • デザイン …ファッション/テキスタイル/プロダクト/コスチューム/グッズ/インテリア/ジュエリー/バッグ/シューズ/マーチャンダイザー/プランナー
  • アート …アーティスト/キュレーター/クリエーター/ディレクター/工芸作家/プロデューサー/コスチューム/グッズ/人形作家/衣服造形家
  • 教育者/研究者
 
これまでの主な就職先
㈱ヨウジヤマモト/コム・デ・ギャルソン/ツモリチサト/H&M/リミフゥ/㈱エーネット ㈱オンワード樫山/㈱ミントデザインズ/㈱サンエーインターナショナル/㈱ファイブフォックス/㈱オリエンタルランド/㈱ナラカミーチェ/㈱アズ・ノウ・アズ/㈱クレヨン/H.P FRANCE/ヨーガンレール/㈱ビーワイエス/㈱フランドル/㈱ピーアンエム/㈱アニエスベーサンライズ/㈱マリークワントコスメティックジャパン/LaLa Plan㈱/エトロファーイースト/㈱シルビア/㈱アトラス/㈱東レACS/神戸レザークロス/蜷川スタジオ/劇団四季/㈱逓信総合博物館/㈱カツラユミインターナショナル/松上染工
順不同 (※ファッション造形学科実績)
 
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