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不思議な匂いのする、おじいちゃんの家には キラキラのタンスとふかふかのソファー。 何年も大切に着られた服は毛玉さえ愛しく思う。 暖かいこたつで新聞を読む丸い背中。 太陽の光が優しく照らす部屋で、 私はうとうとしてしまう。 着る人がぬくもりや懐かしさを感じるような テキスタイルを施し、 年齢とともに体型や好みが変わっても、 服が身体に馴染んでいくように、 一緒に歳を重ね、愛おしい存在となれるような 思いを込めて。