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衣服とは、「着る⇔脱ぐ」という日常行為による存在の証明である。 衣服を着用する事は、人として社会に参加するために行う行為の一つであり、着る人の存在を証明する表現活動である。人は無意識に自分の役割や立場を着脱しながら存在している。 日常は、同じことの繰り返しのように感じられるが、それは衣服に皺がつくように少しずつ確実に変化をし、過去や未来は日常の連続の中にある。 そして、衣服とは「着る⇔脱ぐ」という行為を重ねる中で得られる、心豊かに生きるための存在の証明となるのである。