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衣服とは“色膜”である。現在問題となっている様々な環境問題は、人と人、人と自然とがかけ離れたことによる結果である。物と物の間に存在する色彩(衣服)は“新しい関係を相互に生み出す媒体”である。色によって自分自身を視覚的・感覚的に感じることができる「腕と脚」を共有し、地に手足を着けることで〈人—人—自然〉の結びつきを復活させることは、環境の問題を解決する糸口となる。編み出すことで全てが始まるのである。