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『夢十夜』は夏目漱石によって書かれた10編の短い話からなる小品です。本書は「百年」をキーワードとした作品であり、2008年の今年は発表されてから丁度百年目を迎えます。 この物語には必ず“自分”が存在しますが、特徴は描かれていません。 私は“自分”=“誰とでも有り得る”と捉え、各話に登場するモチーフを題材に10個のアイテムを創りました。 それらを一人の人物に着せる事により、散りばめられた“自分”を完成させます。