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平成24年度パリ賞受賞の井上織衣さんにパリでの暮らしを紹介していただきます。
2月13日〜15日、ドイツはベルリンに行ってまいりました。
飛行機で約2時間。電車で行くよりも安くて早いのです。見上げた空には、イルカが泳いでおりました。
ポツダム広場で友人と待ち合わせたのち、数カ所に位置する映画祭の会場を案内していただきました。
見上げた天井は、まるで飛んでゆけそうなデザイン。そしてめずらしく青空。
乾杯。ビールの味くらべをしました。
アイスバイン。骨付き豚肉を煮込んだお料理。
フランス料理にも似たものがありますが、それを豪快にした印象。
シュラハトプラット。フランス料理でいうところのシュークルート。
酢漬けのキャベツの上にソーセージやハムがどんと乗っております。
旅のメインはこのベルリン国際映画祭でした。
数本の短編映画とフランス映画を鑑賞。夜はパーティー。この場所に来れましたのは友人のおかげ。
彼はこのホームページ制作も担当してくださっております、大須賀政裕氏。
映画祭にノミネートされた作品『rhizome』の予告編はこちらからご覧いただけます。
翌日は、お昼過ぎからギャラリーを巡りました。
ひたすら歩いて時々メトロ、たくさんの作品を拝見しました。
夜はアルゼンチン料理のあと、映画を一本鑑賞。
翌日。ホロコースト記念碑。
虐殺されたユダヤ人のための記念碑ですが、悲しい歴史と相まって、写真撮影やかくれんぼをしていたり。
そうさせる空間のつくりがまたいいなと思いました。
床が波打っており、中心あたりは人がすっぽり隠れられる高さです。
大きなドームに興味惹かれて、見つけたのは国会議事堂。
その前に広がる大きな広場。あらためて感じる土地の広さ。
お昼にカレー・ヴルスト。ケチャップが大量です。
焼いたソーセージの上にケチャップとカレー粉がかかっております。
すっかり人に慣れてしまったリス。動物たちも国によって性格が異なる気がします。
パリのすずめや鳩はぶつかりそうに飛んできますが、こちらはそうでもないようです。
パリの歴史的な建物とは違ったおもしろみを、ベルリンの建物から感じました。
曇り空に調和した色合いもすてきです。
先っぽの色合いから京都タワーを思い出しました、テレビ塔。
壁跡で歴史を見ました。当時の映像、音声が響きます。
壁を上から見たときに、遠くに見つけたお墓。
墓石も小さく、緑の木々が嬉々としてたたずんでおりました。
短いベルリンの旅でした。おわり。
井上 織衣
Orie Inoue
2008年女子美術大学大学院修了。ファッション造形学科専任助手を務めた後、インスタレーション・イラスト・アニメーションなどの様々な媒体を通したアーティスト活動を行う。
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